にいレポート3 ウークイ(お送り)

2010年8月16日 サイト管理者

本日小泉三線稽古日です
エイサーの曲集
屋嘉節
姫百合の唄 などを学びます。
管理人
にいレポート3 
沖縄では過去を大事にしないと病気は治らないと言われています。
現代人は以前からあった言い伝えや「迷信」を
いとも簡単に反故にしてしまうがそれはいけないのではないでしょうか。
特に「先祖ごと」を迷信扱いすることはよくないと思われます。
なぜなら、先祖がいて自分がいる。
そのことは迷信ではなく、
この関係をまったく無視し、簡単に切り離してしまうところが
現代人の駄目なところでもあるようです。
旧暦ではありませんが、
今日はお盆の三日目「ウークイ(お送り)」の日。
京都では五山の送り火です。
夕暮れになると
京都のビルやマンションの屋上から
あまくまと人があつまり、
京都の夏を味わう人が多い。
他方、
ウンケー(お迎え)では、
ご先祖さまを私たちは生きた人間のように
家の「トートーメー(位碑)」の置かれた仏壇へ
導きいれます。
入口で迎えて、仏壇が置かれている部屋に
「さあ、ここにおあがりください」といって案内します。
そして集まったみんなは、ご先祖がそこに生きているように
語りかけます。目には見えないが、私たちはここに自分たちの
先祖がお出でになっているという気持ちがあります。
家に入って頂く時も、
「石ころがありますよ、つまずかないようにしてくださいよ」
といってお連れする。
玄関から迎える時も、「くまから、くまから(こちらから、こちらから)」といってね、
床や畳を拭きながら
「こちらから歩いてください」と申し上げていくのです。
先祖はそこに生きているのです。
引用:沖縄の神さまから贈られた言葉  照屋林助