にいさんより
人と人のコミュニケーションには、
その人特有の「間」がありますが、
そもそもこの「間」とはなんなんでしょうか。
僕の友人にとってもおっとりとされた人がいて、
慣れない人はその友人の会話一つするにも、
イライラしてしまいそうです。
ただし、
彼の回答はいつも思慮深く、
慈愛にみちたものなので、
一旦それを知ると、
自然と彼が話しだすまでの長い時間が苦にならなくなり、
むしろ「やさしさ」を感じてしまったりするほどです。
その時間、
友人の内部では彼特有の思考が
確かなテンポとリズムでゆっくりと進んでいるのです。
つまり「間」というのは、
「内部における情報の処理時間」のことを、
私たちは「間」と呼んでいるのではないでしょうか。
若者は高齢者になったことがありません。
高齢者になってはじめて知りえる、
生活リズムと一つひとつの行動のテンポ。
寛容な心と温かな眼差しを大切にしていきたいですね。(にい)
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